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眠気と病気

特発性過眠症

特発性過眠症は、ナルコレプシーと同じように、昼間に突然眠ってしまう睡眠発作が起きるのが特徴です。

ナルコレプシーと違う点は、睡眠発作が長く1時間程度、時には3?4時間も眠ってしまいます。またナルコレプシーでは、目覚めるとすっきりしていますが、特発性過眠症では寝起きがよくなく、頭がぼーっとした状態が続いてしまいます。ナルコレプシーの睡眠発作は、主にレム睡眠の状態ですが、特発性過眠症はより深い眠りのノンレム睡眠に入ります。そのため、寝起きが悪くなると考えられます。寝ぼけがひどくて酔っぱらっているように見える時もあり、これは「睡眠酩酊」と呼ばれます。

ナルコレプシーと違って、情動脱力発作(カタプレキシー)はありません。また頭痛やめまい、手足の冷え、立ちくらみなどを起こすこともあり、これは自律神経系に異常が起こっているからです。

特発性過眠症は、夜の睡眠時間も長い場合が多く、10時間以上になることもあります。また寝起きが悪いのも特徴です。これは、脳が眠ろうとする力(睡眠力)が強すぎるため、夜の睡眠時間では足りず、昼間も強い眠気に襲われると考えられています。中枢神経系に原因があるのではないかと考えられていますが、まだはっきりとは解明されていません。

患者数は人口10万人に2-5人と推定されています。10代から25歳までに発症することが多く、症状はゆっくり進行します。そのため過眠状態が長い期間続くことが多いのですが、まれに自然に治っている場合もあります。病気の原因が不明なので、決定的な治療法はありません。眠気を緩和する薬剤の投薬や、生活習慣の改善指導が中心になります。

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