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眠気と病気
ナルコレプシー
ナルコレプシーは過眠症の1つで、昼間に突然、強い眠気に襲われる睡眠発作を起こすものです。
車の運転中や料理中、大事な会議中など、本人は緊張しなくてはいけないと思っていても、その意志とは関係なく突然眠り込んでしまいます。たいてい30分程度で自然に目が覚め、起きるとすっきりしているのですが、数時間たつとまた激しい眠気が襲ってきます。これが毎日、3カ月以上続くのが主な症状です。
また「情動脱力発作(カタプレキシー)」と言って、笑ったり怒ったり泣いたり、強い感情の動きがあると、全身が脱力してしまいます。脱力は、ろれつが回らない、手足に力が入らないといった軽度のものから、重度の場合にはその場に倒れ込んでしまうこともあります。発作中は意識がはっきりしており、数秒から数分たつと自然に治ります。
この2つの症状があるとナルコレプシーと診断されますが、他にも睡眠マヒ(いわゆる金縛り)にかかりやすい、入眠時に幻覚や悪夢を見やすい、という症状が出ることもあります。 ナルコレプシーは10代で発症することが多く、日本での罹患率は人口の0.16~0.59%と見られています。あまり一般的な病気ではないので、周囲の理解がないと、やる気がないとか、怠けていると思われることもあり、それが原因でうつ病に発展してしまうこともあります。
治療は、日中の眠気を緩和する薬や抗うつ剤の投薬と、睡眠の正しいサイクルを作る生活習慣の指導が主になります。眠くなる時間帯には、車の運転や機械の操作が伴う業務は避けるなど、周囲の理解を得ることも大切です。
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